ファイナンシャル・アドバイザー(金融商品仲介業者)の皆様におかれましては、コロナ禍により、対面営業が難しくなる中、如何にお客様に対し、タイムリーかつ深度あるアドバイスを提供していくかが課題となっているものと思います。また、金融市場のボラティリティが高まる中、お客様の側に立ち、安定的な資産形成・運用に資するアドバイスを提供するための体制や基盤作りが益々求められているように思います。
「第1回 FAカンファレンス」では、金融庁の幹部や業界有識者、協会会員の方々に登壇して頂き、ファイナンシャル・アドバイザーにおける、コロナ下の「ビジネス戦略」や「お客様本位の業務運営の浸透・定着」等について、参加者の皆様に情報共有の場を提供させて頂きます。
プログラムは予告なく変更となる場合がございます。
予めご了承ください。
金融庁においては、国民の安定的な資産形成を支援するため、インベストメント・チェーンの各参加者に関する多面的な取組を進めてきました。販売会社等における「顧客本位の業務運営」の定着もそうした取組の一環として、重要な課題となっています。
本講演では8月に公表された金融審議会市場WG報告書を踏まえつつ、商品の販売にあたる皆様に取り組んでいただきたいことについてお話しします。
米国の対面投資商品販売ビジネスは過去20年間に右肩上りの増収増益を遂げ、あらゆる金融サービス分野の中でも最大の勝ち組となりました。その第一義的な勝因は米国株価の上昇ではなく、一人ひとりの営業員が「ゴールベース資産管理」アプローチにより顧客の人生の課題克服や目標実現という成功体験を一つひとつ着実に積み上げてきたことにあります。本講演ではゴールベース資産管理の概要と日本への応用時の留意点をお話しします。
拙著『証券会社がなくなる日』にこめたメッセージを改めて語ります。これからも続く「変化の時代」を展望しながら、勝ち残る証券アドバイザーとして、いかなる条件が求められるのかを考えてみます。
委託証券会社として、コロナ禍において、所属IFAのビジネス拡大に向けて、どのように取り組んでいるか、具体的な事例紹介も交えてお話頂きます。
また、所属IFAにおいて、「顧客本位の業務運営」の浸透・定着度合や、より浸透・定着させるための課題・方策などについてお話頂きます。
コロナ禍における顧客の預かり資産残高や口座数の推移、対面・非対面営業への取組み状況、テレワーク化などについてお話頂きます。
さらに、異業種からの参入や来年導入予定の「金融サービス仲介業」などを踏まえ、金融仲介取引業の近未来像やあるべき姿についてお話頂きます。
1989.4:大蔵省入省、1991.5:米・コロンビア大学留学、2004.6:経済協力開発機構(OECD)に出向
2008.7:金融庁総務企画局政総務課企画官、2011.8:同総務企画局政策課金融税制室長
2012.7:同総務企画局政策課総合政策室長、2013.6:同総務企画局企業開示課長
2015.7:同総務企画局参事官(総合政策・国際金融センター担当)、2018.7:同総合政策局審議官(監督局担当)
2019.7:同企画市場局審議官(開示担当)、2020.7:同企画市場局審議官(市場担当)
早稲田大学政治経済学部卒、ニューヨーク大学経営大学院卒(MBA)。『週刊金融財政事情」記者、金融財政事情研究会ニューヨーク事務所長等を経て、2005年NRIアメリカ入社し、2011年より金融調査を統括。四半世紀以上に渡り米国を本拠に金融機関の経営戦略や戦術、オペレーション、制度問題等を研究し、日米の金融機関経営の深化に向けた経営者や実務家向けコンサルティング、講演、執筆活動等に従事。ファイナンシャルプランニングで特定された個人投資家ファミリーのゴール(人生の目標や深刻な課題等)を中長期分散投資とファイナンシャルアドバイザーの継続的コンサルティングにより実現する「ゴールベース資産管理」(Goals-based wealth management)アプローチを日本で普及・推進する活動にも10年以上前から取り組む。
閉じる経済ジャーナリスト。1955年東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカー勤務を経て記者となる。金融専門誌、証券業界紙を経験し、1987年株式会社きんざいに入社。「週刊金融財政事情」編集部でデスクを務める。1996年退社し、ペンネームで金融分野を中心に取材・執筆。月刊誌「Voice」の編集・記者、1998年に東洋経済新報社と記者契約を結び、2016年フリーとなって現在に至る。著書に『銀行員はどう生きるか』『ザ・ネクストバンカー次世代の銀行員のかたち』、『地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関』、『金融自壊 歴史は繰り返すのか』『前川春雄「奴雁」の哲学』、『銀行員は生き残れるか 40万人を待ち受ける運命』などがある。
閉じる1990年、丸三証券入社 リテール部門に19年在籍後、内部監査部課長を経て、内部監査部長(内部管理統括補助責任者)2013年、藍澤證券入社(内部監査部)2015年、藍澤證券営業管理部長(現コンプライアンス部長 ・内部管理統括補助責任者)2018年、広域事業部長(IFA業務担当部署・現ソリューション第二部長)
閉じる最先端の金融工学の恩恵を誰でも享受できるようにしたいという想いから、2015年12月にウェルスナビに参画。WealthNaviの提供するウェルス・マネジメントの核(コア)となる、中立的で客観的な金融アルゴリズムの開発をリードしている。ウェルスナビ参画以前には、三菱UFJ信託銀行で個人向けの資産運用アドバイスなどを担当した後、野村證券にてグローバルな投資戦略の開発などを行う。京都大学工学部情報学科にて人工知能を研究、京都大学大学院情報学研究科で金融工学を専攻。
閉じる1990年三洋証券入社。1997年会社更生法申請を受けエース証券へ。2008年から3年間IFAビジネス本部。2011年から営業部店長、人事部長を経て2019年9月より現職。米国のリテール証券会社EDジョーンズが展開する『一人店舗』をモデルに全国に拡大したIFAのネットワークを活かして、お客様満足度の高いサービスを提供することを目指している。
閉じる1988年日榮証券入社(現SBI証券)多摩桜ケ丘支店長、橿原支店長としてリテール業務に従事。2009年営業企画部IFA推進課を設立、推進課長として対面の金融商品仲介業ビジネスに参入。同年商品部部長のとき投信部を設立し対面金融商品仲介業者にインタネット取引コースと対面取引コースを設定し一物二価を導入。その後、経営企画部長、総務部長兼人事部部長、営業企画部長、トレーディング室長、IFAビジネス部長兼金融法人部長、2018年執行役員IFAビジネス部長、2019年11月より現職。
閉じる1987年丸万証券入社。名古屋駅前支店長、大阪営業部長、リテール企画部長とリテール部門を務めた後、ビジネス戦略部長、ウェルスマネジメント統括部長など富裕層ビジネスを経験。
その後、2017年にエース証券に出向し、取締役金融商品仲介ビジネス本部長を務め、2019年9月に、IFAカンパニーの発足に伴い現職。
1983年横浜市立大学商学部経済学科卒業。協和銀行(現りそな銀行)市場部門にて金利スワップ・先物等デリバティブおよび外国資金為替取引に従事。その後クレディ・スイス等欧米投資銀行に勤務。2000年より資産運用業界に従事し、UFJパートナーズ投信(三菱UFJ国際投信)にて事務企画部門等を経て、債券運用部にて外国債券シニア・ファンド・マネジャーとして運用業務に従事。プルデンシャル・インベストメントにて金融法人、公的年金基金等向け運用戦略提案、運用状況分析・報告、ファンド管理業務等を主管する。2016年より現職。国内外の金融商品の企画・分析・管理業務、市場動向調査・分析、金融商品および市況動向に関する情報提供業務を主管する。あわせてお客様本位の業務運営・共通KPI等の体制整備を促進し、IFAの皆様を後方から支援。CFA協会認定証券アナリスト。公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員
閉じる1987年日興証券(現SMBC日興証券)入社。支店営業の後、金融法人部で銀行、生保等の機関投資家に対して株式のポートフォリオ運用やデリバティブを使ったリスク管理を提案。1997年クレディスイス・ファイナンシャルプロダクツ銀行(現クレディ・スイス証券)、2000年からバークレイズ・キャピタル証券(現バークレイズ証券)を経て、2008年からゴールドマンサックス証券でマネージング・ディレクターとして商品開発および販売業務のチームを担当。2012年7月より現職。
閉じる1997年甲南大学経営学部卒業。山一證券を経てメルリンチ日本証券にて富裕層資産運用コンサルティングに従事し、最年少でシニアコンサルタントに昇進。留学のため退社し、ブランダイズ経営大学院にてMBA(経営修士号)取得後に帰国。2006年にGAIA株式会社を設立し、顧客と長期的な関係を維持することを主眼にした会員制のプライベートFPサービスをスタート。40~60代の退職準備世代・シニア世代を中心に商品提案型ではなく、顧客の価値観や考えに基づくヒアリング型のコンサルティングを重視した資産運用サービスを提供している。現在はIFAとして顧客に向き合う傍ら、セミナー講師や執筆にも力を入れ、主な著書は『会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方』(クロスメディア・パブリッシング)、『損しない投資信託』(朝日新書)、『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』(クロスメディア・パブリッシング)など、累計10万部を超えている。
閉じる2006年4月、SBIホールディングス株式会社入社。SBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)で日本初の住宅ローン代理店制度の構築に従事。企画部長、執行役員兼業務推進部長等を経て、2012年4月には日本初の韓国取引所有価証券市場(KOSPI)へ上場を果たす。2012年6月、組織再編により誕生した現在のSBIマネープラザ株式会社 取締役に就任。2015年4月より同社 代表取締役執行役員社長。2017年4月からはSBIリーシングサービス株式会社の取締役を兼務。
閉じる大手証券会社を経て、2012年にIFA法人ファイナンシャルスタンダード株式会社を設立。資産形成・資産運用アドバイザーとしても活躍中。2015年楽天証券IFAサミットにて独立系アドバイザーとして総合1位を受賞。東京・横浜を中心に全国各地でセミナー講師としても活躍し、大好評の「投資信託選びの新常識セミナー」は開催数290回を超え、延べ10,000人以上が参加。新聞・経済誌等メディアでも注目を集める。著書に『投資信託 失敗の教訓』(プレジデント社)、『プロがこっそり教える資産運用のはじめかた』(毎日新聞出版)等がある。
閉じる1982年生まれ。神奈川大学卒業後、日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)に新卒FAとして入社、資産コンサルティング業務に従事。2008年に富山県でFanを設立。現在は資産運用を気軽に相談できる『投資信託相談プラザ』を全国に展開。自身も講師を務める資産運用セミナーは開催数400回を超え、延べ1万人以上が参加。所属金融商品取引業者はSBI証券、楽天証券、ウェルスナビ。企業型確定拠出年金(401k)の導入コンサルティング等も行っている。
閉じる1982年、株式会社富士銀行(現株式会社みずほ銀行)入行。11年間の海外赴任を含め、約20年間、市場(資金、為替、債券)のディーラーとして勤務。以降、市場部門を中心とした監査業務に従事。2009年、金融庁に入庁。検査局にて、統括検査官などの立場で、主に大手金融機関を対象とした検査業務を担当。2014年より、主任統括検査官として、金融機関におけるリスク性商品の組成・販売に係る顧客本位の業務運営(フィデュ―シャリーデューティ)に関するモニタリングに従事。2019年8月、楽天証券株式会社入社。2020年4月、ファイナンシャル・アドバイザー協会事務局長に就任。
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